【名水の地ド定番】忍野八海は人が多いけどやっぱり行きたい観光スポット【山梨富士山の恵み】

GWに行った静岡・山梨旅行。
いろんな観光スポットを回りました。

旅行記その1
https://toride-ryugasaki.work/?p=2083

旅行記その2
https://toride-ryugasaki.work/?p=2096

いろいろ回った中でも一番じっくりと時間をかけて回った場所。

忍野八海

山梨観光と言ったら
富士山、富士五湖、忍野八海・・・と上位に出てくるんじゃないでしょうか?

そんな定番すぎるスポットなのですが
やはりいいものはいいということで!
さっそくご紹介していきたいと思います。

忍野八海とは

忍野八海案内図

山梨県南都留郡忍野村にある湧水群である忍野八海。
出口池、お釜池、底抜池、銚子池、湧池、濁池、鏡池、菖蒲池の8つの湧水池の総称です。

かつて忍野湖という湖があったそうですが
度重なる噴火活動等で、長い期間を経て、涸れてしまいました。
ですが、いくつか湧水池が残りました。その代表的な池が忍野八海なのです。

昔、富士講の信者たちは富士登山の前に、この八海巡りをして水行をおこなったとされています。
のちに、各池に八大竜王が祀られ、一番霊場から八番霊場までの巡礼路が整備されたそうです。

平成25年6月には、富士山の構成資産の一部として世界文化遺産に登録されました。
また、国の天然記念物でもあり、名水百選にも選定されています。

富士山が世界遺産に登録されてからは
海外からの観光客が増えていて、特に湧池周辺はツアー客でにぎわっています。

一番霊場 出口池 でぐちいけ

忍野八海 出口池 案内板

難陀(なんだ)竜王が祀られている出口池は八海の中でも最大の池です。
他の7つの池は、比較的近くにまとまってあるのですが
この出口池は、少し離れている場所に位置しています。
(徒歩10分)

私たち、今回2回目の忍野八海観光なのですが
前来た時は、この出口池、見逃しています(笑)

見落としがちなくらい離れているし、歩いていくには距離がある。
だから、といいましょうか、観光客が少なくて静か。
ありのままの自然を堪能できる場所です。
忍野八海 出口池 景色
じっくり散策してパワーをもらいましょう。

忍野八海 出口池

ぐるっと池の周りを歩くことが出来ます。
少し登ったところに出口池稲荷神社がありますのでお参りしていくと良いと思います。

本当に静かでいいところ。
ちょっと遠いのですが、忘れずに回ってほしい場所ですね。

二番霊場 お釜池 おかまいけ

忍野八海 お釜池 案内板

跋難陀(ばつなんだ)竜王が祀られているお釜池は、八海の中でも最も小さい池です。
深い青の綺麗な池では、金色のお魚が優雅に泳いでいます。

忍野八海 お釜池

池の近くは、ちょっと段差がありますのでご注意を。
狭いので人とぶつかってしまうと危ないので気を付けて下さいね。

個人的にここの池が一番好きです。
湧池も、深い青の池とお魚の泳ぐ姿が見られますが
こちらの方が、よりフォトジェニックといいましょうか。

お釜池 お魚
水深の深さを感じる神秘的な光景を見ることが出来ますのでオススメです。

三番霊場 底抜池 そこなしいけ

忍野八海 底抜池 案内板

娑加羅(しゃがら)竜王が祀られている底抜池は、
はんの木林資料館の中にある池です。
この資料館が大人300円と有料になっていますので
比較的人が少なく、ゆっくり見ることが出来ます。

ここも前に来た時に入れなかった場所なので、初入場でした!
時間が9:00~17:00までなので、朝早くや夕方遅くだと入れないんですね。

資料館を入るとすぐに、鯉がいる大きな池がありますが
こちらは底抜池ではなく、人口の池ですので、
お間違えの無いように。

忍野八海 はんの木林資料館 虹マス ふれあい
ニジマスと触れ合えるスポットあり?!
手を入れるとすす~と逃げてしまうニジマスちゃん、全然触れなかった(笑)

忍野八海 はんの木林資料館 景色
庭園のようになっていて、ここからの富士山は素敵。
古民家・水車・富士山。
なんだか、日本っていいよね!な写真が撮ることが出来ますよ。

忍野八海 資料館 渡邉泉邸
渡邉泉氏の住宅が開放されていて
古い茅葺き民家の中を見て回ることが出来ます。
重要書類や武具、家財道具など様々なものが展示されています。

渡邉泉氏住宅 屋根裏からの景色
渡邉さんちの屋根裏からの景色も抜群。

その住宅の奥をいくと
底抜池がひっそりと佇んでいるのです。

忍野八海 底抜池
泥が厚く堆積しているそうで、底あるじゃん!ってなりますw

ここに落としたものがお釜池で見つかったという言い伝えから
底が抜けた底抜池で、お釜池と地底で水脈がつながっているといわれているそうです。

忍野八海のそれぞれの池には、その池にまつわる逸話・伝説が残っているので
そういうのを調べてから八海巡りをしても楽しいですよね!

透明度の高い池を楽しんだ後は、また鯉の池に戻ってきます。
鯉に餌もあげられるので、子供はうれしいかも~。
忍野八海 資料館 池 鯉

晴れた日はとてもいい写真がとれるので
有料ですが、行ってみてはいかがですか♪

四番霊場 銚子池 ちょうしいけ

忍野八海 銚子池 案内板

和脩吉(わしゅきつ)竜王が祀られている銚子池は縁結びの池とも呼ばれているそう。
花嫁が銚子を持ったまま身を投げた伝説と、
かつては、お銚子の形に似ていたことがこの池の名前の由来だそうです。

湧池近くの阿原川沿いを歩いていくとこの池があるのですが
小さな魚がすいすい泳ぐまあるい池です。
透明度が高く、底まで見えます。

忍野八海 銚子池

ただ、これ!といった見どころがなく、みんなすぐ立ち去るので
湧池から来る人は、ふーっと一息つける場所かもしれませんね。
小魚は癒しです。

五番霊場 湧池 わくいけ

忍野八海 湧池 案内板

徳叉迦(とくしゃか)竜王が祀られている湧池は
忍野八海の代表的な池と言っても過言ではありません。

多くの観光客でにぎわっていて
食事処やお土産屋さんが近くにあります。

透明度が高く澄んだ池では、大小の魚がゆうらりと泳ぐ姿が見ることが出来ます。
本当にきれいです。
忍野八海 湧池

八海一の湧水量で、水草が揺れ動く様子も見ることが出来ます。
池の底には深い水中洞窟が続いているそうですよ。

湧池 水面

お土産屋さんの前には、富士山の雪どけ水を汲むことが出来る場所があり
冷たい水にさわったりできたり、たくさんの魚が泳いでいたりしました。

忍野八海 富士山の雪どけ水

ここはペットの犬が近づくと湧水を出すのを止めてしまうみたい。

忍野八海 桜

このお土産屋さんの前には桜の花も咲いていたのですが、
Do Not Touch!
みたいな紙が枝からぶらさがっていたり。

とにかく至る所に注意の張り紙があって目に付きました。
観光客が増えるのも大変なんだろうなと感じました。
マナーを守らないお客さんで苦労しているようです。
気持ちよく観光できるようにみんなで気を付けていきたいですよね。

そして一番人がにぎわっている中池があるのですが
そこは忍野八海とは無関係の、個人所有の人工の池です。

忍野八海 中池

ですが、深くて透明度が高くお魚が泳ぐ姿が美しく
とてもフォトジェニックなこともあり、大賑わいです。
池沿いのお土産屋さんからしか出入りできないので混みます。

とにかく人が多いので、物を落としたり、足を踏み外したりと
危険でもありますので、充分ご注意を!!!

六番霊場 濁池 にごりいけ

忍野八海 濁池 案内板

阿那婆達多(あなばだった)竜王が祀られている濁池。
湧池と隣り合っていて、水車小屋のすぐ近くです。

他の池を見てまわって
濁池ってどこ?!見てなくない?!ってなって地図見たら、ココだったの!?みたいな。

忍野八海 濁池

湧池が賑わいすぎてるというか、人気すぎるというか。
しかも、池というより、川の一部のようになっていて見逃してました。
名前のわりに濁ってないし。

水草がきれいにゆれる池です。

みすぼらしい行者に一杯の水を求められたが、断ったとたんに、
池の水がにごったという伝説が残っているそうです。

見逃し注意!な濁池です。

七番霊場 鏡池 かがみいけ

摩那斯(まなし)竜王が祀られているのが鏡池です。
一番の賑わいをみせる湧池、中池の通りをぬけると
小さな水辺があります。それが鏡池です。

鏡池 お魚

地味なんですよ~。
あ、ここの泥沼のような池がそうなの?!って驚いちゃうくらい。

忍野八海 鏡池 水面に移る景色

でも、ここの池、名前の通り
晴れた日、風のない日など、条件が揃うと
鏡のように富士山が水面に綺麗に映り込むんですね。

運よく綺麗に映り込む富士山が見れたらサイコー♪
インスタ映えバッチリの写真を撮ってみてはいかがでしょうか。

忍野八海 鏡池 逆さ富士
(こちらは写真ACで見つけた逆さ富士の綺麗な鏡池です)

八番霊場 菖蒲池 しょうぶいけ

優鉢羅(うはつら)竜王が祀られている菖蒲池。
こちらは鏡池からもうちょっと歩いた先にあります。
民家がすぐそこ!な池です。

忍野八海 菖蒲池
(写真ACより)

細長い沼のような池には、
名前の通り、かつては菖蒲が自生し
香りがたちこめるほどだったといわれています。
この池の菖蒲を体に巻き付けると病気が治るという伝説があるそうです。

現在も菖蒲が生い茂っています。
忍野八海の池はどこにでもお魚がいて癒される♪
すぐ隣には八海菖蒲池公園があり、休憩することができます。

忍野八海という観光地のこれから

ご紹介した八つの池。
アジア圏の観光客でかなりの賑わいをみせていて
土日などに行こうものならあまりゆっくりじっくりと見ることは難しいかもしれません。

観光地として国内外で有名になってしまい
観光客のマナーの悪さが目立つようになってしまいました。

ペットを近づけてはいけない場所への立ち入りや、硬貨を投げ入れる行為等・・・

実際私たちが行った時も、観光客の動向に逐一目を向けて
迷惑行為をしないかどうか見張っているような店員さんもいらっしゃいました。
いらだちが伝わるようで、あまりいい気はしませんでした。

とても素晴らしいスポットなのに
こういった悪い事で有名になってしまうのは本当にもったいない!

もう行かない・・・なんて思われないように。
きちんと観光できるよう、マナーの徹底や環境の整備はしていかなければいけないと思います。
特に、ツアー会社にはルール徹底を呼び掛けていただきたいですね。
日本人に嫌われる観光地なんて悲しいですからね(´;ω;`)

それでもやっぱり見たくなるような
不思議な力がある忍野八海。
ぜひ、湧池だけでなく、すべての池をまわってみてほしいです。

そして富士山信仰の歴史、富士山の雄大さ、自然の恵のありがたさ、
いろんなパワーを感じてほしいなと思います!

ぜひぜひお天気の日に!
八海巡りしてみてはいかがでしょうか(^^♪

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